日常生活で気をつけること

パーキンソン病の原因として酸化・農薬・殺虫剤などが考えられています。

したがって食べ物に注意する必要があります。

出来るだけ無農薬・低農薬の食物を摂取することをおすすめします。

殺虫剤は極力使わないか、できるだけ人体に影響の少ないものに切り替えて下さい。

酸化ストレスを解消するには抗酸化作用のある食べ物や飲み物を摂ることをお勧めします。

具体的にはビタミンAを多く含むニンジン・カボチャ、ビタミンCを多く含むピーマン・キウイ・イチゴ・ブロッコリー、ビタミンEを多く含むいわし・アボカド・カボチャ、ポリフェノールを多く含む緑茶・紅茶・ココア・大豆・ゴマ・バナナなどが挙げられます。

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(25)

パーキンソン病の方が気を付けなければいけない合併症として誤嚥性肺炎があります。

誤嚥性肺炎にならないためには嚥下機能を良い状態に保つことと風邪予防が挙げられます。

パーキンソン病に対して「鍼灸が出来ること(10)」で嚥下機能について取り上げましたので今回は風邪予防についてお伝えします。

風邪予防にはお灸が効果的です。

照海というツボは唾液の分泌を高める効果があります。

唾液にはリゾチームなど抗菌作用のある物質が含まれており、免疫にかかわっています。

また日頃から胃腸の働きを整えておくことも風邪予防になります。

中脘・地機などのお灸が効果的です。

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(24)

パーキンソン病に伴って起こる症状として「うつ」があります。

「うつ」にはやる気が出ない・不安感が強い・物事を楽しめないなどの症状が挙げられます。

軽度の症状なら鍼灸治療のみで対応可能です。

鍼灸治療では元気を補う治療・不安感を軽減する治療・脳の血流を改善する治療を中心に行ないます。

当院ではうつ病の鍼灸治療も長年行っております。

中症~重症の場合は心療内科・精神科の治療と合わせ治療していきます。

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(23)

パーキンソン病の下肢の症状としてはつりやすいこと以外にむくみ易いということが挙げられます。

足のむくみは下肢の静脈・リンパ循環が悪くなると起こります。

更にその原因としてふくらはぎの筋肉が硬いことが挙げられます。

静脈血やリンパ液はふくらはぎの筋肉が収縮することによって循環されています。

したがってふくらはぎの筋肉がかたくこわばっているとその作用が減少してしまいます。

また、長時間の立ち仕事・座位で悪化します。

ふくらはぎの筋肉の緊張をやわらげるツボとして失眠があります。

静脈血やリンパ液の循環を改善するツボには湧泉・照海・三陰交などがあります。

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(22)

パーキンソン病では前傾姿勢で歩行するのが特徴的です。

この前傾姿勢では首に目が行きがちですが、股関節にも問題があることが多いです。

股関節が前方に屈曲した状態(屈曲拘縮)になっているために前かがみになっているのです。

股関節が前方に屈曲した状態(屈曲拘縮)は座位姿勢が固まった状態とも言えます。

この姿勢のために腰が痛くなったり、バランスが悪くなったりします。

股関節の屈曲拘縮は腰のハリ治療で改善します。

実際にこの治療で前傾姿勢が治療直後から改善した方がいらっしゃいます。

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(21)

パーキンソン病では眠気が強くて困るという症状をお持ちの方もいらっしゃいます。

私たちの体には一定量の血液(体重の1/13位)があり、使う部位に応じて分配しています。

たとえば頭を使うときには脳に血液が多く行くように、食事をしたときには消化器に多く行くようにしています。

食事をした後眠気が強くなるのは消化器に血液が多く集まり、脳の血流が低下しているからと考えられます。

元来消化器が弱い方(東洋医学では脾虚証と言います)では特に眠気が生じやすくなります。

眠気の対策としては、脳の血流を改善するツボの天柱・風池の指圧が効果的です。

更に消化器の働きを改善する治療を行なうことをおすすめします。

 

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(20)

パーキンソン病で治療中の方が最も心配する疾患としてレビー小体型認知症があります。

パーキンソン病では中脳の黒質にレビー小体(αシヌクレインというタンパク質)が沈着するのに対し、レビー小体型認知症では大脳に沈着します。

認知症に効果的な鍼灸治療法として三焦鍼法があります。

三焦鍼法は中国の韓景献先生(天津中医薬大学教授・中国鍼灸学会脳神経専門科会長)が開発した認知症に対する鍼灸の治療法です。

当院では三焦鍼法をおこなっておりますので、もし認知機能に心配がある方はご相談ください。

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(19)

パーキンソン病の方のマイナートラブルとして「よだれ」があります。

嚥下機能が低下していること・前傾姿勢などが原因と考えられています。

よだれに対しては抗コリン作用のある薬が良く処方されますが、認知機能の低下が副作用として起こることがあります。

パーキンソン病の方はレビー小体型認知症のリスクがありますのでお勧めしません。

当院では嚥下機能を改善するツボで施術しております。

更に前傾姿勢を改善する施術も合わせて行っております。

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(18)

歩くときに前かがみになっていたり、膝が曲がっていたりする場合、股関節が前に曲がった状態で固まっていることが原因の事もあります。

これを股関節の屈曲拘縮と言います。

股関節の屈曲拘縮はパーキンソン病の方以外にも比較的多くみられる症状です。

しかし、パーキンソン病では前屈姿勢になりやすいので、股関節の屈曲拘縮はぜひ治したい症状です。

この症状を改善するには背骨の傍らのツボや股関節周囲のツボを使って治療します。

パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(17)首のこり

パーキンソン病では首のこりを強く訴えている方が多いです。

特に首の骨の変形が強いと首のこりは強くなります。

また、姿勢が悪い場合も首のこりが強くなります。

首のこりが強い状態が続くと頭痛の原因となることもあります。

それ以外ではめまいの原因となる場合もあります。

したがって首のこりも馬鹿にできません。

首のこりにはハリ治療が効果的です。

ぜひお試し下さい。