パーキンソン病に対して鍼灸が出来ること(21)

パーキンソン病では眠気が強くて困るという症状をお持ちの方もいらっしゃいます。

私たちの体には一定量の血液(体重の1/13位)があり、使う部位に応じて分配しています。

たとえば頭を使うときには脳に血液が多く行くように、食事をしたときには消化器に多く行くようにしています。

食事をした後眠気が強くなるのは消化器に血液が多く集まり、脳の血流が低下しているからと考えられます。

元来消化器が弱い方(東洋医学では脾虚証と言います)では特に眠気が生じやすくなります。

眠気の対策としては、脳の血流を改善するツボの天柱・風池の指圧が効果的です。

更に消化器の働きを改善する治療を行なうことをおすすめします。