パーキンソン症状を引き起こす薬

薬の副作用については周知のこととなっておりますが、薬を服用することでパーキンソン病の症状が起こることがあります。

1つ目は統合失調症などに使われる抗精神病薬です。

この薬を服用するとドーパミンの作用が低下するため副作用としてパーキンソン症状が発現しやすいです。

2つ目として脳代謝改善薬があります。

以前鍼灸治療にかかっていた方が認知症予防のためこの薬を服用していました。

小刻み歩行を初めとするパーキンソン症状が出現しましたが、薬の中止で症状が消失しました。

3つ目として吐き気を止める薬であるプリンペラン・ナウゼリンといった薬があります。

これらの薬はドーパミン受容体に作用するためパーキンソン症状が発現する可能性があります。

薬の副作用の出現には個人差があり、これらの薬を服用したからといって必ず出るわけではありません。

しかし、もしパーキンソン病になっているのであれば、他の方より気をつける必要があると思います。